鴻上尚史のほがらか人生相談の話

こうゆう人生相談の名著と言えば、
中島らもの明るい悩み相談室を
思い出しますが、らもさんの相談室が
すっごいとこからボールを放り込んでくる
様な、めちゃくちゃな回答が多くて
それが面白くて、笑えて、
大好きだったんですが、
鴻上さんの人生相談は、
極めて真面目に相談にのっていて、
らもさんと似たノリだと勝手に思っていた
私はちょっと面食らったんですよね。
でも、相手の立場に立って、冷静に、
優しく話しかけてくれる様な内容で、
上から目線で
あれこれ言われる感じでもなく、
でも厳しい事を言う場面では、
理性的にハッキリ言ってくれる本です。
いくつもある相談の中で印象に残ったのが、

個性的な服を着た帰国子女の娘が
いじめられそうです

鬱になった妹が田舎に帰ってきましたが、
世間体を気にする家族が、
病院に通わせようと
しません

発達障害と診断されました。死ぬまで
白い目で見られなければ
ならないのでしょうか?

この3つの相談でした。

それぞれ違った相談で
その答えもそれぞれでしたが
読んでて共通してるなと思ったのが、
この国の根強い同調圧力が
常に問題の中心にあると
言う事でした。
同調圧力がいい様に
働く事もあるけれど、
そうじゃない事の方が
多いんじゃないかと思う。
ここが解消される日が
いつか来るんだろうか?
読んでそんな感想を
持ちました。

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